人に声をかけるときや、質問をしたいとき。
反射的に「すみません」と言ってしまうことって、ありませんか?
言わなくてもよい場面でつい口にしてしまうことが続くと、
「なんだか自分は謝ってばかりいるな…」
という違和感につながることも。
この記事では、「すみません」が口ぐせになる心理をひも解きながら、
を解説していきます。
ほんの少し言葉の選択肢が増えるだけで、心が軽くなることもありますよ♪
- どんな場面でも、つい「すみません」と言ってしまう
- 「すみません」以外に何と言えばいいかわからない
- 反射的に言ってしまうクセを直したい
「すみません」と言ってしまう場面の具体例
「すみません」という言葉は、謝罪をするとき以外でも日常的によく使われています。
例えば、
こうして見てみると、「すみません」は謝罪だけでなく、呼びかけ・依頼・感謝など、さまざまな意味で用いられる言葉だということがわかります。
ただ、いつも「すみません」という同じ言葉を使っていると、
「本当は謝る必要のない場面でも、謝っている」
という感覚に陥ってしまうことがあります。
相手への配慮が先に立つあまり、「謝る」というニュアンスが強く出てしまい、どこか対等ではない気がしてしまうこともあるのです。

「すみません」以外の言葉の選択肢が増えれば、
「謝ってばかりいる」という心の負担も減らせそうですよね。
シーン別:「すみません」の言い換えフレーズ集

では、「すみません」以外にどのような言葉を選べばよいのでしょうか。
「すみません」が使われる状況は、ある程度決まっています。
この項目では、日常で使いやすい言い換えフレーズを、代表的な5つの場面に分けてご紹介します。
①話しかける・声をかけるとき
話しかけるときの「すみません」は、話題を切り出すための声かけであることがほとんどです。
このような場面では、用事があるということを伝えるだけでも十分です。
普段「すみません」と言っている部分を、相手の名前に置き換えるのもひとつの方法です。
例:「すみません、今お時間よろしいですか?」
⇒「〇〇さん、今お時間よろしいですか?」
相手が忙しそうなときは、「お忙しいところ恐れ入りますが」などの前置きを添えると、表現がより柔らかくなります。
②質問をするとき
質問するときの「すみません」は、確認に入るための前置きであることが多いです。
この場面では、「確認したい」「教えてほしい」という気持ちをそのまま言葉にすれば大丈夫です。
質問の意図をひとこと添えると、相手も状況を把握しやすくなります。
例:「すみません、これで合っていますか?」
⇒「念のため確認したいのですが、これで合っていますか?」
急ぎの要件でなければ、「お手すきの際で構いませんので」とさらに付け加えてもよいです。
③依頼・お願いをするとき
依頼をするときの「すみません」は、相手を思いやって添えていることが多いです。
「依頼=相手に負担をかけること」と感じやすい場面ですが、この場合もシンプルに「お願いしたい」という気持ちを伝えましょう。
例にもあるように、「お手数ですが」などのクッション言葉を「すみません」の代わりに使うこともできます。
例:「すみませんが、お願いできますか?」
⇒「お手数ですが(恐れ入りますが)、お願いできますか?」
難しいお願いをするときなどは、「すみませんが」を使ったほうがよい場合もあります。
④待ってもらった・時間を作ってもらったとき
待ってもらったときの「すみません」は、時間を取ってくれたことへの感謝の気持ちを表す言葉です。
「待ってくれてありがとう」という気持ちを、素直に伝えてみましょう。
「恐れ入ります」や「恐縮です」を使うことで、「すみません」に近い謙虚さや丁寧さを表現することもできます。
例:「お時間をいただき、すみません」
⇒「お時間をいただき、恐縮です」
こちらの不手際で相手を待たせてしまった場合などは、「すみません」「申し訳ございません」と、きちんと謝罪をしたほうがよいこともあります。
⑤相手に気を遣わせたと感じたとき
相手に気を遣わせたと感じたときの「すみません」には、申し訳なさと感謝が混ざっています。
この場面では、「迷惑をかけてしまった」という気持ち以上に、気遣ってくれたことへの感謝に重点を置くとよいでしょう。
「気を遣ってくれる」という行為は、相手がこちらを思いやってくれた結果でもあります。
厚意として受け取り、感謝を伝えるイメージを持つと、言葉を選びやすくなります。
例:「手伝ってもらってすみません」
⇒「手伝ってもらって助かりました」
日常の雑談などのフランクな会話であれば、「ありがとう」「助かったよ」などの軽いひとことで代用することもできます。

どれも「すみません」でまとめられる言葉ですが、
比べてみるとさまざまな意味の違いがありますね。
「すみません」が口ぐせになりやすい理由

「すみません」と言ってしまう心理
「すみません」とつい言ってしまう背景には、相手への思いやりや、場の空気を大切にしたいという意識があることが多いです。
例えば、
といった気持ちから、その場を穏やかに保つために先回りして謝ることがあります。
相手との距離を一気に縮めすぎないための、クッションとしての役割を果たしているのです。
また、相手のためだけでなく、自分を守るために使う場合もあります。
このような傾向を持つ人は、何かあると自分に非がなくても反射的に謝ってしまうことがあります。
「すみません」と言ってうまく乗り切れた場合、それが成功体験となり、口ぐせとしてさらに定着しやすくなるのです。
「すみません」がマイナスな印象になることもある
「すみません」は、角が立ちにくく、謙虚な印象を与えやすい言葉です。
ただ、便利な一方で、使い方や頻度によってはマイナスに働くこともあります。
例えば、
といったケースです。
「すみません」と言うこと自体は、決して悪いことでも、間違っているわけでもありません。
とはいえ、使いすぎると自分の気持ちとは違った受け止め方をされる場合がある、という点は知っておいたほうがよいと思います。

どんな言葉も、使い方が大切ということですね。
その場に合った、ふさわしい言葉を選ぶコツ

「すみません」以外の言葉を使いたいと思っても、とっさに言い換えを考える余裕がないと感じる人もいるかもしれません。
いきなり「場面ごとに適切な言葉を選びましょう」と言われても、すぐに実践するのは難しいものです。
この項目では、選択肢を増やしていくための考え方と、その場に合ったふさわしい言葉を選ぶコツをご紹介します。
まずは、感謝への言い換えから始める
例えば、友達が旅行のお土産を買ってきてくれたとします。
これを受け取るとき、あなただったら最初に何と言うでしょうか。
- 「ありがとう、嬉しい!」
- 「気を遣わせてごめんね」
どちらでも会話は成立しますし、相手を嫌な気持ちにさせることもありません。
でも、友達がわざわざお土産を買ってきてくれたのは、きっと「あなたに喜んで欲しかったから」ですよね。
そう考えると、Aの言い方のほうが喜んでいることがより伝わりやすく、なおかつ相手の気持ちにも沿っているといえそうです。
この考え方は、友人関係だけでなく、仕事や日常のやりとりにも同じように当てはめられます。
例えば、
こうした場面では、「ありがとう」と感謝を伝えたほうが、相手も言葉を受け取りやすくなります。
何から手をつけたらよいかわからないときは、まずはこのような感謝への言い換えから始めてみるのがオススメです。
意識してみることで、「すみません」を「ありがとう」に置き換えられる場面は意外と多いと気づくはずです。
慣れたら「伝えたいこと」に目を向ける
ただ、「すみません」をすべて感謝に変えられるわけではありません。
「ありがとう」がしっくりくるのは、
といった、出来事がすでに起きている場合のみです。
声をかけたり質問をするときなど、まだ何も起きていない状況では、感謝を伝えるとちぐはぐになってしまいます。
こうした場面では、無理に言い換えようとせず、「今自分は何を伝えたいのだろう」と考えてみるとよいです。
など、伝えたい内容が見えてくると、「すみません」以外の言葉も自然と浮かんでくるようになります。

具体的に何と言えばいいか迷ったときは、
先ほどご紹介した『シーン別:「すみません」の言い換えフレーズ集』を参考にしてみてくださいね。
ふさわしい言葉を選ぶと、人間関係が楽になる
その場に合った言葉を選べるようになると、自分の気持ちや伝えたいことが、より正確に相手に届くようになります。
「すみません」でひとまとめにしていた気持ちを、感謝・依頼・確認などに分けることで、コミュニケーションの中で感じていた引っかかりが少しずつ減っていきます。
また、必要以上に自分を下げることがなくなるため、相手との関係も無理のない対等なものへと変化します。
言葉を選ぶことは、相手のためだけでなく、自分が心地よく人と関わるための工夫でもあるのです。
おわりに
今回は、反射的に「すみません」と言ってしまうときの、場面ごとの言い換えフレーズをご紹介しました!
「すみません」は謝罪だけでなく、感謝・依頼・呼びかけなど、いくつもの役割を担っている言葉です。
便利な一方で、同じ言葉に頼りすぎると、自分の本当の気持ちが伝わりにくくなってしまうこともあります。
どんな場面にも、「すみません」以外の選択肢があると知ること。
それだけで、人との関わり方や自分の気持ちの軽さが、少しずつ変わっていくと思います。
迷ったときは、この記事でご紹介した「言い換えフレーズ」を思い出してもらえると嬉しいです♪
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