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「趣味はなんですか?」と聞かれたとき、言葉に詰まるあなたへ

こころ
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人との会話で、よく出てくるのが「趣味はなんですか?」という質問。

でも、これにすぐ答えられる人って、案外少ないのではないでしょうか。

実は私にも、趣味を聞かれても「特にないなあ」としか言えなかった時期がありました。
その頃は、なんとなく自分だけ取り残されているような、ちょっとしたさびしさを抱えていた気がします。

「趣味がないと、なんだかさびしい」

けれど、その時間がまったく意味のないものかといえば、きっとそうではないはず。

この記事では、趣味がないと感じるときに覚えるさびしさの理由や、「趣味がない時間」が秘めている意外な価値について、一緒に考えてみたいと思います。

こんなアナタに読んでほしい
  • 「趣味はなに?」と聞かれると、困ってしまう
  • 一人でいるとき、何をしたらいいかわからなくなる
  • 気づいたらスマホを見て一日終わってた、なんてことがよくある

趣味を持てない…考えられる5つの理由

趣味を持てないことには、気持ちの問題だけではなく、さまざまな理由が関係しています。

  • 自分の好きなことがわからない
  • 疲れて趣味について考える余裕がない
  • ほかの人の意見に左右されている
  • 向上心が強すぎる
  • お金・時間・場所の制限がある

それぞれ、詳しく見ていきますね。

①自分の好きなことがわからない

趣味とまではいかなくても、「これが好き」と言えるものは思い浮かびますか?
もしピンとこないなら、こんな経験に心当たりはないでしょうか。

  • 子どもの頃、好きなことに夢中になれる機会が少なかった
  • 一般的に見て正解だと思う生き方を選んできた
  • 効率や生産性を優先してきた

やりたいことより「やるべきこと」を優先してきた人に、よく見られる傾向です。

その積み重ねで、好きなことや楽しいことをあとまわしにするのが“当たり前”になっているのかもしれません。

そうすると、物事を楽しむアンテナが鈍くなってしまうことがあります。
そしてふと立ち止まったとき、「そもそも自分って何が好きなんだろう?」とわからなくなってしまうのです。

②疲れて趣味について考える余裕がない

忙しい毎日のなかでやっと迎えた休日。
「今日くらいは、なにもせずにゆっくりしたい…」と思うこと、ありますよね。

気づけば、寝たり、スマホをぼんやり眺めたりしているうちに一日が終わってしまう。
次の休みこそは有意義に過ごしたいと思っても、また同じことの繰り返し…。

そんな経験のある人は少なくないと思います。

趣味って、どんなものであれ少なからずエネルギーを使います。
だからこそ「楽しむには元気が必要」なんですよね。

しかも今は、SNSや動画で気軽に強い刺激が得られる時代です。
わざわざ新しい趣味を見つけなくても、そこそこ楽しく時間をつぶせてしまいます。

「趣味って、なんだかコスパ悪いな…」
そんなふうに感じてしまうことがあっても、不思議ではないと思います。

③ほかの人の意見に左右されている

自分の趣味を否定されると、その言葉が心に残ってしまうことってありますよね。

「それ、趣味なの?」
「ダサくない?」

そんなたった一言で、自分の「好き」を隠したくなってしまうことがあります。

特に最近は、SNSでほかの人の余暇の過ごし方を目にする機会が増えました。

キラキラした趣味を持つ人と比べて、「自分の趣味って、パッとしないのかな…」と思ってしまうこともあるかもしれません。

でも本当は、楽しみ方に正解はありません。
大切なのは「自分がどう感じているか」だけです。

ミナモ
ミナモ

私も子どもの頃、ゲームが大好きでよく遊んでいました。
でも周りの子から「ゲームなんて何が楽しいの?」と言われて、胸がチクッとしたこともあります。
それでも、あの時間が楽しかったのは本当。だから今では「好きだった自分」を大事にしていいんだな、と思えるようになりました。

④向上心が強すぎる

向上心があるのは素敵なことですが、強すぎると趣味まで“仕事モード”で考えてしまうことがあります。

  • 「やるなら上手くならなきゃ」
  • 「成果を出さないと意味がない」

こんなふうに思い始めると、純粋に楽しむ気持ちがしぼんでしまい、続けるのがつらくなることも。

完璧主義の人ほど、理想が高くなりがちです。
その高さがプレッシャーになって、「うまくできない自分はセンスがない」と思い込んでしまうこともあります。

趣味はうまくなることより、「やっていて心地いい」と感じることのほうが大事です。
まずは「できなくても楽しい」という感覚を、自分に許してあげたいですね。

⑤お金・時間・場所の制限がある

  • やってみたいことはあるけれど、道具が高くて手が出せない
  • 仕事が不規則で続けられない
  • 家の中ではできない

こんなふうに、物理的な制約があって趣味が続かないこともあります。

始めるために環境を整える必要がある趣味や、特別な場所に行かなければならない趣味は、どうしてもハードルが高くなりがちです。

例)旅行、楽器演奏、キャンプ、一部のスポーツなど

【まずは、今できることから】
このタイプの人は「やりたいこと」がはっきりしているので、状況さえ整えば自然と動き出せる可能性があります。
お金や時間に余裕ができるまでは、小さく始めてみるのもオススメです。
たとえば…
・旅行が好きなら、近場の日帰りから始める。
・楽器に挑戦したいなら、まずはレンタルで試してみる。

「今できるかたち」で一歩を踏み出すと、無理なく続けやすくなります。

趣味がないと、どうしてさびしく感じるの?

「趣味がない」ときに感じるさびしさには、いくつかの側面があります。

会話の「共通言語」がなくなる

日常の雑談やSNSでは「週末はライブに行った」「最近○○にハマってる」といった趣味の話題がよく出ますよね。

そのとき自分だけ語れることがないと、仲間はずれ感や劣等感を抱きやすくなります

相づちを打つしかできないとき、ちょっと置いてけぼりになった気分になるのです。

日常の張り合いがなくなる

趣味は成果や生産性がなくても、心に喜びや小さな達成感を与えてくれるもの。

それがないと、毎日が「仕事だけで終わってしまう」ように思えて、空虚さを感じることもあります。

「自分らしさ」を語れなくなる

趣味はアイデンティティの一部として、自分を表す大切な要素でもあります。

「私は○○が好き」と言えるものがあると、自信や安心感につながりますが、それがないと「自分って何者なんだろう」と心細さを感じやすくなってしまいます。

「好き」という感覚自体がよくわからなくなっているなと感じたら、こちらの記事を読んでみてください。自分の「好き」を取り戻す方法について書いています。

このように、趣味がないことが「さびしさ」につながるのは自然なことです。

だからこそ、自分を責めるのではなく「どうしてそう感じるのか」を理解してあげることが大切なのです。

ミナモ
ミナモ

頑張って「趣味を作らなきゃ…!」と思わなくて大丈夫です。
ここからは”趣味のない時間も大切にする方法”を、一緒に見ていきましょう。

「無理に趣味を探さない」という選択肢があってもいい

ここまで、「趣味を持てない理由」や「趣味がなくて感じるさびしさ」について見てきました。
でも、趣味がないことって、本当にマイナスなことばかりなのでしょうか。

実は、「無理に探さなくてもいいんじゃない?」という考え方もできるんです。
ここからは、そんな少し肩の力が抜ける視点でお話ししていこうと思います。

無趣味がプラスになるシチュエーション

趣味がないことの、ポジティブな面を探してみました。

  • 時間やお金の自由度が高い
    趣味に縛られないぶん、自由に使える時間やお金が増えます。いざというときに融通がきくのは大きな強みです。
  • 情報に対して中立でいられる
    特定のジャンルに偏らないからこそ、広い視野で物事を見られることがあります。
  • 誰かの話をじっくり聞ける
    話を聞く側にまわる機会が多くなるぶん、人の趣味や熱量に接する機会が増えます。結果として、共感力が高まることもあります。
  • 「まだ見ぬ好きなもの」に出会える可能性がある
    完成されていないからこそ、これからの人生を通じて何かを見つけていく楽しみがあります。

こうして並べてみると、結構プラスな部分も多くありますよね。

趣味がないからこそ、自由で、視野が広く、人に共感できる。

この柔軟性の高さこそが、いつか「本当に自分に合っているもの」に出会わせてくれるかもしれません。
新しく出会う好きなものに期待しながら生きていくのも、人生の楽しみ方のひとつだと思います。

趣味がない時間を「余白」だと考える

趣味がないと、「なにか足りない」「欠けている」と捉えてしまいがちになります。
でも、実際は悪いことばかりではありません。

決まった好きなことがないからこそ、新しい出会いにすぐ飛び込める柔軟さがあります。
行動するというのは、自分に「余裕」がなければ意外と難しいのです。

また、人生には自分がどんなことを好きなのか、じっくり考える時間も必要です。
自分の感性に耳を澄ませる、「模索の時間」として受け止めてもいいのかもしれません。

趣味がない時間は「空白」ではなく、次の一歩につながる「余白」
行動したくなったときのための、やわらかな準備期間と考えてみると、少し気持ちが楽になるのではないでしょうか。

趣味は「たまたま見つかる」こともある

「趣味を持たなきゃ!」と焦らなくても、ふとしたきっかけで出会えることがあります。

  • たまたま耳にした曲が、とても自分好みだった
  • たまたま入ったカフェが、とてもおいしかった

自分の好きなものが、最初から自分の身近にあるとは限りません。
「たまたま見つけた」ものが、その時の自分にピッタリはまることもあるのです。

見つけようと思って意気込んでいるときほど、なかなか見つからなかったりもします

日々の生活の中で、ふと「これちょっと楽しいかも」と思える瞬間があったなら、その気持ちを大切に育ててみるのもいいかもしれません。

「ない」をそのままにして、受け入れる心地よさ

足りないものを補おうとするより、「いまは、そういう自分なんだ」と一度受け入れる視点も大切です。

がんばって趣味を探してみても、どうしても興味がわかない時期もあるものです。
たとえば、こんな状況に心当たりはありませんか?

  • 大きな悩みごとを抱えている
  • 重大な決断を迫られている
  • 大切な何かを失ったばかりだ

もし当てはまるなら、あなたの心は今すでにほかの何かでいっぱいになっているのかもしれません。
趣味や、好きなことが入り込む余地がないくらいに。

もともと趣味がある人なら、没頭することで救われることもあると思います。
つらいときに「好きなもの」が持つ力は本当に大きいです。

でも、趣味がないときに無理して好きなことを探そうとすると、かえって苦しくなることもあります。
余裕のない自分から、さらに余裕を奪いにいっているようなものだからです。

だからいまは、こう考えてみてはどうでしょうか。

今は自分にとって、もっと大きなものと向き合う時間。
あるいは、なにかと向き合うことを一旦休んで、ありのままの自分を見つめなおす時間。

いつかまた、「好きなものに出会いたい」と思ったときに、趣味は自然とあなたに寄り添ってくれるはずです。

ミナモ
ミナモ

きっと“好き”は、あなたが趣味を楽しめるようになるその日まで、待っていてくれます。

おわりに

「趣味はなんですか?」と聞かれたとき、自信を持って答えられる趣味があるのは、本当にすてきなことだと思います。

趣味は人生を豊かにしてくれる、かけがえのない存在です。

でも、たとえ今は「これが趣味です」と言えるものがなかったとしても、焦る必要はありません。

小さな「好き」を少しずつ集めていけば、それがいつか自然と“趣味”に育っていくこともあります。

その日が来るのを、無理に急がず、静かに待ちながら過ごしてみる。
そんな時間の過ごし方も、悪くないのではないでしょうか。

もし、「やっぱりなにか趣味があるといいな」と思ったら、日々の小さな楽しみ方について綴ったこちらの記事がオススメです。

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