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上手な断り方って?相手を嫌な気持ちにさせない4つのポイント

コミュニケーション
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「また今回も断れなかった…」

うまく断れず引き受けてしまって、あとから落ち込んでしまうことってありませんか?

  • 傷つけてしまうかな
  • 嫌な人だと思われないかな

こんなふうに思うあまり、自分の気持ちや時間を後回しにしてしまう――
特に、相手が親切で声をかけてくれたのがわかっているときは、なおさら断りづらいですよね。

この記事では、相手を嫌な気持ちにさせずに、上手に断る方法をご紹介します。
気をつけたいポイントや、シーン別の言い回し例も載せていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

こんなアナタに読んでほしい

・断るのが苦手で、よく流されてしまう
・職場や学校などで人間関係に気を遣う
・断るときの言い方にいつも悩む

やんわり断るためのポイント4つ

断るときのポイントを、大きく4つに分けてみました。

  1. いったん受け止め、感謝を伝える
  2. 理由は簡潔に、できるだけ正直に
  3. 代案がある場合は示す
  4. 回答を先延ばしにしすぎない

具体的にどのようにすればよいか、それぞれ解説していきますね。

①いったん受け止め、感謝を伝える

ひとまず、行けるか行けないか(または行きたいか行きたくないか)は、いったん心のなかで脇に置いておきましょう

そして、「声をかけてくれた」という事実を素直に受け止めてみます。

遊びの誘いであれば、相手が「一緒に過ごしたい」と思ってくれたから声がかかっているはずです。
仕事の依頼であれば、「この人になら任せられる」と信頼を寄せてくれている証ともいえます。

ミナモ
ミナモ

これはつまり、相手はあなたに対して、何らかの好意や期待を抱いてくれているということですね。

この気持ちに対して、「ありがとう」と感謝を伝えましょう。

たとえ断ることになったとしても、このワンクッションがあるかないかで、相手の受け取り方は大きく変わってきます。

②理由は簡潔に、できるだけ正直に

断るときには、理由を添えて伝えると、相手が納得しやすくなります。

このときに大切なのは「簡潔さ」です。
あれこれ細かく説明しようとすると、かえって不自然に聞こえることもあります。
むしろ、「取ってつけたような理由だな」と思われてしまう可能性もあるのです。

とはいえ、理由によっては正直に伝えるのをためらうこともあるでしょう。
嘘も方便という言葉もあるように、やむを得ずごまかすこともあるかもしれません。

それでも、できれば理由は正直に伝えておくほうが、あとあと自分も楽です。

たとえば「家族が急病で…」といった理由を作った場合、後日「ご家族はもう大丈夫ですか?」と聞かれて、気まずい思いをするかもしれません。

ミナモ
ミナモ

もし忘れていて「何のことでしたっけ?」なんて返してしまったら…
目も当てられませんよね。

さらに、別の機会にまた断る場面があったとき、以前の理由と食い違っていると、
「あれ?この前と言ってることが違う…?」
と不信感を抱かせてしまう可能性もあります。

だからこそ、長く信頼関係を保ちたいと思う相手には、正直であることが大事なのです。

【理由はないけど断りたいときは?】
人間ですので、なんとなく気が乗らない…なんてこともあると思います。
そのようなときは、体調や環境を理由にするのもひとつの手です。
*最近ちょっと疲れているので(体調)
*ほかのことで忙しくて余裕がないので(環境)

そのぶん誘ってくれたことへの感謝をしっかり伝えるようにすれば、印象が悪くなることは少ないはずです。

③代案がある場合は示す

たとえば飲み会を断る場合、
「今回は難しいですが、次の機会にぜひ」や
「また誘ってくださいね」など、
行きたい気持ちはあることを伝えておくと、印象が柔らかくなります。

仕事の依頼を断るときも同様です。
「〇〇については難しいのですが、△△であればお力添えできます」
といったように、別の形で協力できる姿勢を示すことができれば、相手も納得しやすくなります。

このように、代案を示すことで相手には、

  • 声をかけられるのは迷惑ではなかった
  • 断ったけれど、関係を大切にしたいと思っている

という気持ちが伝わります。

【社交辞令的な口約束にはご用心】
いくら柔らかく聞こえるからといって、毎回「また今度ね」とだけ言って終わるのは逆効果になることもあります。
「この人、毎回そう言うけど多分行く気ないよなぁ…」
と思われて、信頼を損なってしまうかもしれません。
その場しのぎではなく、できれば次の機会があれば本当に参加する・協力するという前提で伝えるのがベストです。

④回答を先延ばしにしすぎない

断るのがどうしても難しいときは、「少し考えさせてください」と回答を保留するのも、決して悪いことではありません。
その場で即答できないこともありますし、場のプレッシャーが強いときなどは、少し時間を空けるのが有効なこともあります。

ただ、回答をあまりにも長く保留にしてしまうと、次のようなデメリットも生まれます。

  • 相手に期待を持たせてしまう
    「前向きに検討してくれている」「もしかしたら来てくれるかも」と思わせてしまうと、相手が予定を調整するなど、余計な時間を使わせてしまうことがあります。
  • 相手が動けずに困ってしまう
    たとえば飲み会の人数が決まらないとお店を予約できなかったり、仕事のスケジュールが立てられなかったりと、こちらの返事待ちで相手が動けなくなることもあります。

このように、回答を引き延ばすことは、相手の時間を使わせてしまうことにもつながります。

もしすでに断る気持ちが固まっているのであれば、なるべく早めに返事をすることも、相手への誠意だといえるでしょう。

シーン別のソフトな表現集

ここまでに挙げた4つのポイントを踏まえて、ソフトに断るための例を少しずつですがご紹介します。
シーン別にご用意しましたので、参考にしていただけたら嬉しいです。

誘いを断るとき(飲み会・食事・遊びなど)

  • 「すごくうれしいんだけど、今回は予定が合わなくて…またぜひ誘って!」
  • 「行きたい気持ちはすごくあるんだけど、今週ちょっと立て込んでて…また声かけてもらえたら嬉しいな」
  • 「申し訳ないんだけど、その日はほかにやりたいことがあって…また別の機会にゆっくり話そう!」

ポイント】
行きたい気持ちはあることを伝えつつ、不参加の理由にも軽く触れておきます。
次の機会についても話題にあげておくと印象が良くなります。

本当に行きたかった場合は、いつなら行けそうかを自分から伝えてみるのも良いと思います。
*来月ならOK
*○時以降ならOK など

「また誘ってね」と任せきりにするより、こちらから提案することで、関係を前向きに保つことができます。

仕事・依頼を断るとき(ビジネス系)

  • 「ありがたいご依頼なのですが、現在複数の案件を同時進行しているため、お引き受けするのが難しい状況です」
  • 「〇〇の件について検討したのですが、他の業務との兼ね合いでお引き受けするのは難しそうです。ご期待に沿えず申し訳ございません」
  • 「△△の部分については、別の方法であればお力添えできるかもしれません」

【ポイント】
信頼してくれたことへの感謝と、現状の制約について正直に話しましょう
可能であれば代案の提示もできると、より信用が高まります。

自分の時間を守りたいとき(相談・グチなど)

  • 「ごめんね、今ちょっと自分のことでいっぱいいっぱいで…落ち着いたらゆっくり話そうね」
  • 「力になりたい気持ちはあるんだけど、今は冷静に話を聞ける自信がなくて…」
  • 「聞いてあげたいんだけど、今日は心の余裕がなくてごめんね」

【ポイント】
「あなたを拒絶しているわけではないよ」という気持ちを、やわらかく添えるのが大切です。
心に余裕がないときは無理をせず、素直に伝えるほうがお互いのためであり、誠実な対応といえます。

すでに何回も断っているとき

  • 「いつも気にかけてくれてありがとう。申し訳ないけど、しばらくは参加が難しいから、気持ちだけ受け取らせてもらうね」
  • 「毎回誘ってもらえて嬉しいんだけど、ちょっと今は他のことで手一杯で…余裕ができたときに連絡するね」
  • 「何回もお声がけしてくれて本当にありがとう。ただ、今は優先したいことがあって、そっちを大切にしたいんだ」

【ポイント】
繰り返し誘ってくれたことへの感謝と、応えられず申し訳ない気持ちを丁寧に伝えましょう。
この場面では、「しばらくは難しい」という明確な意思表示がとても大切です。
「別の機会に」と曖昧に締めくくると、また同じように誘われる可能性があるので避けたほうが無難です。

【何度も断っている…本音は?】
心のなかでは、「できればもう誘わないでほしい」と思っていませんか?
そんなときは「余裕ができたらこちらから連絡するね」と言ってみるのもひとつの方法です。自分が主導権を握ることで、相手から誘われる回数を減らせるかもしれません。

まとめ

今回は、相手を嫌な気持ちにさせずに断るポイント4つをご紹介しました。

  1. いったん受け止め、感謝を伝える
  2. 理由は簡潔に、できるだけ正直に
  3. 代案がある場合は示す
  4. 回答を先延ばしにしすぎない

断るのは、勇気がいることですよね。
断ったあとの相手の気持ちを気にしてしまうのも、優しさの表れだと思います。

でも、自分の気持ちや生活を二の次にしてまで、すべてに応えなくてよいのです。

無理のない範囲で引き受け、必要であればちゃんと断る。

これはわがままではなく、自分と相手の関係を大切にするための選択です。

伝え方次第で、断るときの印象は変えられます。
やわらかく、誠実に対応すれば、きっとあなたの思いやりは伝わります。

あなたが、あなた自身を大切にしながら、より良い人間関係を築けますように。

それでもやっぱり断るのが苦手…と思ったら、「本音を伝えることの大切さ」について書いたこちらの記事もぜひ読んでみてください。

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