「やりたいことリスト」を作ったことはありますか?
叶えたい夢や小さな願いを書き出すと、不思議と気持ちが前向きになり、エネルギーが湧いてきます。
言葉として残すことで、願いが実現する可能性もグッと高まると言われています。
そして何より、やりたいことリスト作りは自分の価値観を知るきっかけになります。
ただの夢のメモではなく、「どんなふうに生きたいか?」を映し出す鏡のような存在なんです。
この記事では、私が実際に作ったリストをもとに、
を紹介していきます。
やりたくないことリストについても例を載せていますので、参考にしてみてくださいね。
・やりたいことリスト作りに興味がある
・実際に作った人の具体例を見てみたい
・作ることでどんなメリットがあるのか知りたい
リストを作って、分析しよう!
やりたいことリスト(ウィッシュリスト)を作るには、一般的には100個書き出すと良いと言われています。
【100個が良い理由】
100という数字に特別な根拠があるわけではないのですが、たくさん書き出すことでその人らしい価値観や本音が出やすくなるためです。
書きはじめは誰もが思いつくような願望が出やすいですが、数が増えると自分自身の特性や好みを反映した内容が多くなってきます。
ですが、100個というのは実際にやってみるとけっこう大変です…。
そこで私は、「やりたいこと」「やりたくないこと」をそれぞれ50個ずつ書き出すことにしました。
これには、精神的なハードルを下げる目的と、もうひとつ理由があります。
それは、やりたくないことを明確にすると、その裏返しで自分の大切にしたいものが見えてくるからです。
たとえば「周りに流されたくない」なら、その反対は「自分の意見を持つ」こと。
こうして見えてきた“反対側の価値観”こそが、自分らしい選択や行動につながります。
さらに、私はリストを作ったあと、カテゴリーに分けて整理してみました。
AI(ChatGPT)にも解析をお願いして、客観的な視点からまとめてもらったのです。
自分で分析してももちろん良いのですが、数が多くて大変かと思います。
それに、第三者の目線を借りることで、新しい気づきも得られやすくなりますよ。

ではここからは、私が実際に書いたリストを例にしながら、その内容や気づきを紹介していきますね。
「やりたいこと」から見えた特徴4つ
私のやりたいことリストには、大きく分けると4つの傾向が表れました。
実際にリストに書いたことを、例としていくつか挙げてみます。
- 言葉・表現への強い関心
「文章を書く仕事がしたい」
「伝える力を磨く」
「誰も思いつかないような斬新な表現を見つけたい」 - 家族との関係重視
「家庭を優先できる仕事がしたい」
「家族とたくさん話す」
「思い出づくりをする」 - クリエイティブかつ内省的な志向
「自分の考えを的確に言語化する」
「当たり前に疑問を持つ」
「心に残った言葉を書き留める」 - バランス志向(生活の豊かさを重視)
「適度な運動をする」
「自分に合った服を着る」
「料理のレパートリーを増やす」
このほかにも、
- 「おいしいものを食べる」
- 「いらないものを捨てる」
- 「機嫌よく過ごす」
など、本当に些細なことも書きました。
50個アイデアを出すために、思いついたらどんなことでもとにかく書くようにしました。
「やりたくないこと」から見えた特徴3つ
続いて、やりたくないことリストの例を書いていきます。
こちらにもはっきりとした考え方の特徴が出ました。
- 自律性の強さ
「上に従うだけの仕事」
「文句を言うだけで改善案を出さないこと」
「人の意見に合わせてしゃべること」 - 形だけ・中身のない行為への拒否感
「生産性のない世間話」
「お金のためだけのブログ運営」
「ただの行動を記録しただけのSNS」 - 感覚に忠実(体感的な快・不快を重視)
「真夏の日中に外出する」
「嫌いなものを食べる」
「雨の日に出かける」
これ以外だと、
- 「合わない人と長時間一緒に過ごす」
- 「話を聞かない人としゃべる」
など、人間関係に関する内容も多かったです。
文章としてうまくまとまらないこともあったのですが、あとから修正できるので思いつくままに書くようにしました。
ふたつのリストを作るコツ

やりたいことリストで価値観を深堀り
やりたいことリストには、あなただけの価値観や美学がにじみ出てきます。
夢・あこがれ・目標を、さまざまな角度から掘り下げていきましょう。
このとき大事なのは、「できない・無理そう」と思ったとしても書くこと。
ワクワクする気持ちやひらめきを優先してリストを作っていきます。
思いつかなくなってきたら、目標達成までの道筋を細分化してみたり、仕事・生活・趣味といった大まかなテーマ分けをすると考えやすいです。
とはいえ、最初はやりたいことが漠然としていたり、うまく言語化できなかったりするものです。
思考を引き出すためのヒントを用意しましたので、もし途中で手が止まってしまったら使ってみてください。
1. 感情にフォーカスする問い
2. あこがれ・好奇心に注目する問い
3. 自然とやってしまうこと/やめられないこと
4. 人との関係性にまつわる問い

完成したら、視点を変えてグループ化してみるとおもしろいです。
「今すぐできること/お金が必要なこと/勇気が要ること」などに分類すれば、行動計画にも活かせます。
やりたくないことリストで自分の輪郭を探る
「やりたいことリスト」だけでも良いですが、余裕があれば「やりたくないことリスト」作りも挑戦してみてほしいです。
過去を振り返ってみたり、現状満足していないことなどを思い起こしながら書き出していきます。
誰かに見せるものではないので、気持ちを偽らず正直に書くことが大切です。
完成したら、特に気になるものをいくつかピックアップして、「なぜこれが嫌なのか?」と深堀りしてみましょう。
やりたくないことから逆算することで、自分の軸となる考え方や、優先順位が見えてきます。
先ほどのやりたいことリストと同じように、こちらも問いかけを用意しました。
なにも思いつかなくなったときに活用してみてください。
1. 経験から探す問い
2. 体感・感覚に目を向ける問い
3. 働き方・人間関係に関する問い
4. 違和感を抱く瞬間

やりたくないことの裏側に隠れている、「心地よさの基準」を探してみてくださいね。
照らし合わせることで見えた「人生のキーワード」

完成したら、ふたつのリストの共通点を探してみてください。
ここで見つけた共通点は、「これからどう生きたいか」を考えるための道しるべになります。
私が作ったリストを例にすると、このような傾向がありました。
- やりたいことリスト
言葉や表現に関わること、家族との時間、日常の豊かさを大切にすること - やりたくないことリスト
自分の意見を持たずに従うこと、中身のないやり取り、心地よさを無視すること
これをまとめると、自由・表現・心の豊かさが、私にとってのキーワードになりそうです。
こうしたキーワードを知っていると、大きな選択に迷ったときの道しるべになります。
たとえば転職で迷ったときでも、「家族を優先したい」「言葉や表現に関わりたい」とわかっていれば、方向性を絞り込みやすくなりますよね。
もちろん、すぐに理想どおりの環境で働けるとは限りません。
でも、「最終的にここを目指したい」というゴールがあるだけで、そこに向かうための行動が取りやすくなるのです。
もし今、ちょっと立ち止まっているように感じるなら、「やりたいことリスト・やりたくないことリスト」作りはきっと現状を変えるのに役立ちます。
自分でも気づいていなかった、自分にとって特に大事なこと――人生のキーワードが見つかるかもしれません。
まとめ
やりたいことリスト・やりたくないことリスト作りは、やってみると想像以上に手間がかかる部分もあります。
でも、そのぶん書き終えたときの達成感はひとしお。
あとから見返すことで「そうだ、これを大事にしたかったんだ」と思い出せたり、元気を取り戻すきっかけにもなります。
あとから「やっぱりこれも追加したい」と思ったら、それももちろん大歓迎。
むしろリストは“完成させる”より“育てていく”もの、くらいに考えてもいいのかもしれません。
気楽に、そして楽しみながら、あなたらしいリストを自由に作ってみてくださいね!
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