「趣味」って言葉、意外と重たくないですか。
「これはほかの人には負けない!」
とか、
「自分はこれを極めてるぞ!」
みたいな、うっすらとした”圧”を感じるなと、筆者は常々思っています。
趣味って言い切れるほどではないけど、ちょっと好きだし、心地いい。
そんな「趣味未満」の小さな楽しみ方があってもいいと思うのです。
自分にとって無理がなく、自然に楽しめるものがないか、この記事で一緒に探していきましょう。
・趣味がない、わからないと感じている
・なにか始めたいけど、疲れていてやる気が出ない
・何かやらなきゃと思って、焦ってしまう
「趣味未満」の小さな楽しみ方7選
①昔好きだったことを思い出してみる
昔好きだったこと、特にこどもの頃に熱中したことは、大人になってもハマりやすいです。
どんなことが好きだったかは人によって千差万別だと思いますが、たとえばこんなことが挙げられるのではないでしょうか。
- 🖍️ものづくり系
折り紙、ぬりえ、粘土、段ボールや空き箱で工作、手芸(刺繍・フェルト細工)、消しゴムはんこ - 📚学習・知識系
クロスワード、迷路、クイズ、図鑑や百科事典を読む(動物・昆虫・星座など) - 🎨アート・創作系
絵やマンガを描く、日記・小説を書く、書道・ペン習字 - 🎵音楽系
歌う、楽器を習う、好きな曲を録音する、自作の歌や替え歌を作る - 📦収集系
文房具(鉛筆・消しゴム)、自然物(どんぐり・葉っぱ)、好きなキャラのカードやシール、おまけグッズ - 🕺体を動かす系
ダンス、なわとび、テレビの体操番組の真似、プールや川で泳ぐ、ボール遊び - 🌿自然・観察系
虫を捕まえる・観察する、草花を摘んで遊ぶ、四つ葉のクローバーを探す
見ているだけでも、ちょっと懐かしくなってきませんか。
「そういえばこんなことやってたなぁ」と思い出に触れるだけでも、少し優しい気持ちになれますよ。

筆者はこどもの頃、絵を描くのが好きでした。
当時が懐かしくなって、最近はスマホアプリでたまにお絵描きしています。
このお月様のアイコンも、アプリを使って描いたものです。
②人がなにげなくほめたものに興味を持ってみる
「この映画、意外な展開でおもしろかったよ」
「コンビニで買った新発売のお菓子がおいしかったよ」
このような、「相手がなにげなくほめたこと」に興味を持ってみてはいかがでしょうか。
強くオススメされたわけではない、というのがポイントです。
相手が本当に好きなものだと、プラスの感想を求められているというプレッシャーがかかることがあります。
でも、なにげなくほめるという行動は、ただの率直な感想であることが多いです。
これならば相手の意見をそこまで気にせず、気軽に手を付けられます。
この方法のいいところは、人と共通の話題が生まれることです。
語り合える人がいることで、ひとりとはまた違った楽しみ方を見つけられることもあります。
③行ったことのない場所を歩いてみる
目的のない外出は、好奇心を育てるのにもってこいです。
行きたい場所を探すというのは、事前にリサーチする必要があり、意外とハードルが高い行動です。
そのため、生活の中で無理なく取り入れてみるのがいいと思います。
知らないお店、気になる看板、季節の花…こんな小さな発見を探すだけでOKです。
梅雨時期のいまはアジサイが見ごろなので、散歩ついでに家の近くのアジサイスポットを探す、なんて楽しみ方もいいかもしれません。
筆者の家の近くにも咲いてました。癒されます。

④本屋や図書館でジャケ買い・ジャケ借りをする
いまは電子書籍で簡単に本を読める時代ですが、たまには本屋や図書館に足を運んでみるのもいい刺激になります。
本屋に行くと様々な本が自然と目にはいるので、ネットで探しているだけでは見つけられない、知らない本との出会いがあります。
内容よりも、タイトルや表紙だけで選ぶのがポイントです。
なんだか気になるということは、その瞬間の自分になにかしら刺さる要素があったということです。
読んでみて、その本が「あたり」であれば、それをきっかけに新しい好きなことが見つかるかもしれません。
⑤100円ショップでピンときたものをひとつ買ってみる
100円ショップって、びっくりするくらいなんでも揃っていますよね。
この無数にある商品の中から、ピンときたものを試しに買ってみるのはいかがでしょうか。
非常に低コストで、興味のあるものにさらっと手を出せるのが、100均のいいところです。
かわいい柄のマスキングテープ、ミニノート、小瓶など、「ちょっとときめく」ものを置いておくと、それだけで気分が上がることもあります。
筆者が100均で買ったなかでお気に入りなのは、インテリア用のミニ畳です。
大好きなちいかわのうさぎのフィギュアを座らせるのにぴったりでした。

⑥5分間ストレッチをする
ヨガやピラティスといわれると抵抗のある方でも、ストレッチだったら少しハードルが下がる気がしませんか。
最初はこのような本当に軽いストレッチでもいいと思います。
少し体を動かすだけでも、だるさがとれて楽になったり、気分が落ち着いたりします。
毎日続けることで、体が疲れにくくなっていくのを体感できるのも大きな魅力です。
違いを実感できるようになれば、運動することへのモチベーションも上がってくるかもしれません。
慣れてきたら、時間を10分に伸ばしてみたり、軽めの筋トレを取り入れてみるのもいいと思います。
⑦毎日同じ写真を撮ってみる
いろいろなものを撮るのではなく、あえて毎日同じものを撮ってみるのはいかがでしょうか。
撮影するのは、日々何かしらの変化があるものだとおもしろいです。
空を撮って雲の形や青の色合いの違いを見比べたり、植物を撮って成長を記録したり…。
無理にオシャレな写真を目指さなくても、違いを観察するだけでも癒しになりそうです。
続けているうちに、写真を撮ること自体が楽しくなってくる可能性もあります。
そうなったら、もう立派な趣味といえますよね。
まとめ
今回は、趣味がない人向けの「趣味未満」の楽しみ方を7つご紹介しました。
まずは小さく始めてみて、楽しいと感じたらさらに広げていくのがいいのかなと思います。
「趣味」という言葉にこだわらず、「ちょっと好き」という気持ちを大切にしながら、毎日を楽しく過ごしていきたいですね。
ときには無理せずに、「趣味がない状態をそのままにする」という選択肢もあると思います。
よろしければ、こちらの記事もご参考になさってください。
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