SNSを開くと、思わず笑ってしまう投稿や、印象的な言葉が次々と流れてきます。
楽しくて、つい時間を忘れて眺めてしまうこともありますよね。
でもふと、「昨日いいなと思った投稿って、どんな内容だった?」と聞かれたら…
意外と思い出せなかったりしませんか?
せっかく心が動いたのに、すぐに頭から抜け落ちてしまうと、少しもったいない気もします。
記憶に残すことができたら、後から役に立ったり、自分の気持ちを前向きにしてくれたりするかもしれません。
この記事では、SNSで出会った「いいな」と思った情報を忘れないための工夫をご紹介します。
ちょっとしたコツで、SNSは暮らしの味方になってくれますよ。
SNSを記憶に残すポイントと工夫5選

SNSで見つけた、「ちょっといいこと」。
そのまま流れていくのも気楽だけど、あとから思い出せたら、小さな元気をもらえるかもしれません。
ここからは、そんな「楽しい記憶」を残すための5つの工夫をご紹介します。
①「スクショ」や「保存」をして見返す
「あとでまた見たいな」と思った投稿は、「いいね」だけで終わらせずに、別のかたちで残しておくのがオススメです。
たとえば、スクリーンショットを撮ったり、画像なら「保存」をタップしたり。
もちろん、「いいね」だけでも一覧に残すことはできます。
ただ、数が増えると本当に大事にしたい投稿が埋もれてしまうこともありますよね。
せっかく心が動いた瞬間も、流れにまぎれてしまったらもったいないです。
人は、よほど強烈な印象がない限り、一度見ただけで覚えるのは難しいもの。
でも「後から見返せるかたち」にしておくだけで、自然と頭に入りやすくなりますし、必要なときにサッと取り出せる安心感もあります。
気に入った投稿を、自分のポケットにそっとしまっておくような感覚でとっておく。
それだけでSNSで見つけた楽しさが、いつもより長持ちしてくれますよ。

自分だけの”秘密の宝箱”を作るような感覚で、やってみてくださいね!
②すぐにアウトプットする
「これは覚えておきたい!」と思う投稿に出会ったら、ためらわずにアウトプットしてみましょう。
アウトプットといっても、やり方はいろいろあります。
難しく考えなくてOKです!
たとえばシェアするときに、自分の感想をほんの少し添えるだけでも、記憶の残りやすさはぐんとアップします。
「これ面白い!」と感じた気持ちを自分の言葉で表現するには、その投稿について一度考える必要がありますよね。
ただ読むだけではなく、「自分の行動」に変換することが大事なポイントなのです。
さらに、自分の言葉に直すときは、あえてひと工夫加えてみるのも楽しいです。
ちょっとしたアレンジでも自分らしさが生まれ、SNSで見た情報が「誰かの言葉」から「自分の体験」に変わっていきます。
アウトプットは記憶を定着させるだけでなく、日常を豊かにしてくれるスパイスにもなりますよ。
③テーマを決めて見る
なんとなくSNSを眺めるのも楽しいけれど、「今は何のために見るか」というのを意識してみると、ぐっと記憶に残りやすくなります。
たとえば、友達と行くランチのお店を探すときを想像してみてください。
候補のお店を調べながら、
「ここは雰囲気が良さそう」
「こっちはデザートが魅力的」
と比較をするからこそ、それぞれの特徴が自然と頭に入ってきますよね。
同じように、SNSを見るときも「何を探すか」というテーマを持つと、ただ流れていく情報が「自分で選ぶ情報」に変わります。
テーマといっても、はっきりとした目的じゃなくても大丈夫です。
こんなふうに、方向性を決めるだけで十分。
すると、受け身でスクロールしていた時間が、まるで探検のように変わります。
ゴールを決めることは、ただの流し見から「自分で楽しむSNS」へシフトする合図。
意識を変えるだけで、出会った情報の残り方が大きく変わってきますよ。
④見るときの環境を整える
「環境なんて関係あるの?」
と思うかもしれませんが、実はけっこう大きな違いを生みます。
SNSはスキマ時間にサッと開くことが多いので、わざわざ環境を整えるなんてしない…
という人がほとんどですよね。
でも、「記憶に残したい」という目的があるなら、試してみる価値があります。
想像してみてください。
ぎゅうぎゅうの満員電車でスマホをのぞくときと、
お風呂上がりにリラックスしながら眺めるとき。

どちらのほうが心に残りやすいかは、言うまでもありませんよね。
環境を選ぶことが、「流れていく時間」を「ちょっと大事にしたい時間」に変える小さなスイッチになるのです。
さらに効果的なのが、「時間を区切る」こと。
だらだら眺めてしまうと、ずっと集中し続けるのは難しくなります。
こんな工夫をするだけで、情報はすっきり頭に残りやすくなるのです。
SNSを見る環境を整えるのは、ただの受け身から一歩踏み出す能動的なアクションです。
「どうせ見るなら集中できる環境で」という意識を持つだけで、吸収力はぐんと変わりますよ。
⑤用途ごとにアカウントを作る
SNSをもっと心地よく使うために、「欲しい情報ごとにアカウントを分ける」という方法もあります。
たとえば、料理と写真が趣味なら、それぞれ別のアカウントを作ってみる。
そうすると、流れてくる投稿に一貫性が出て、自然と記憶に残りやすくなります。
「今日は料理に没頭したい!」
「今日は写真の世界に浸ろう」
と、気分に合わせて楽しむこともできるのです。
趣味だけに限らず、いろんな分け方ができます。
アカウントごとの目的がはっきりすると、見るときの意識も切り替わりやすく、必要な情報がすっと頭に入るようになります。
これは、先ほどご紹介した「③テーマを決めて見る」が自然と実践できる工夫でもあります。
アカウントを分けることは、「もうひとつの部屋を持つ」ようなものです。
気分に合わせて扉を開ける楽しさもあって、SNSとの付き合い方がさらに豊かになります。
どうしてSNSは記憶に残りにくいの?

「なんでだろう?せっかく面白いと思ったのに、気づけば忘れてる…」
これは誰にでも起こる、ごく自然なことです。
いくつか理由があるので、簡単にご説明します。
スクロールすれば無限に投稿が見られて、短時間でも楽しめる。
これはSNSの大きな魅力であり、忙しい現代にぴったりのツールです。
でもその仕組みは、「長く覚えておくこと」には向いていません。
だからこそ、先ほどご紹介したようなコツを意識して取り入れると、それだけで頭に残りやすくなります。
ちょっとした工夫で残したいものだけ覚えておけば、SNSを使う時間はもっと楽しいものに変わっていくはずです。

「もともと忘れやすい仕組みなんだ」と知っておくと、少し気が楽になりますよね。
SNSだって「暮らしの味方」にできる!

ときどき、情報の多さや速さに疲れてしまうことって、ありませんか?
「SNSはやめた方がいい」という意見を目にすることも、少なくありません。
たしかに、SNSをやめることには大きなメリットがあります。
ストレスが減ったり、時間の使い方がシンプルになったり。
「記憶に残す」という観点から見ても、SNSは本来あまり向いている場ではありません。
でも一方で、「SNSだからこそ得られるもの」もたしかにあるんです。
これだけのメリットがあるなかで、SNSを完全にやめるというのは正直あまり現実的ではないですよね。

私にも、Xを通して仲よくなった友達がいます。
SNSだからこそ生まれるステキな出逢いも、本当にたくさんあるんです。
だからこそ大事なのは、やめるか続けるかの二択ではなく、「どう付き合うか」。
ちょっと工夫をしたり意識を変えるだけで、SNSはストレス源ではなく、暮らしを彩る味方に変わります。
どうせ使うなら、楽しみながら。
そのほうが、きっとSNSとの距離感はずっと心地よいものになると思います。
まとめ
今回は、SNSをただ眺めて終わらせずに記憶に残すための工夫を5つご紹介しました!
- 「スクショ」や「保存」をして見返す
- すぐにアウトプットする
- テーマを決めて見る
- 見るときの環境を選ぶ
- 用途ごとにアカウントを作る
SNSは、もともと記憶に残りにくいものです。
だからこそ、「忘れちゃう自分」に落ち込む必要はありません。
ほんの少しの工夫で、「なんとなく見る」から「楽しい記憶を持ち帰る時間」へと変えられます。
自分に合った使い方を見つけて、心地よい距離感でつき合っていければ、それだけで十分暮らしの味方になってくれるはずです。
ふとしたときに「あの投稿よかったな」と思い出せたら、それだけで小さな元気の種になります。
あなたのSNS時間が、これから少しでもやさしく、前向きなものになりますように。
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