最近さまざまなところで耳にするようになった、「自己投資」という言葉。
時間やお金をかけて、自分自身をより良く成長させていくのは、本当に素晴らしいことです。
でも頑張り続けていると、「なんか疲れたな…」と思う瞬間ってありませんか。
「疲れるのは自分の心が弱いから?」
「自分の努力が足りないから?」
そうではないんです。
自己投資に疲れを感じるのはごく自然なことであり、ちゃんと理由があるのです。
この記事では、「自己投資の疲れの原因」を探りながら、それでも自己投資をやめずに継続するコツについてお話していきます。
・自己投資を続けてきたけど、心が折れそう
・頑張っているのに、ちっとも成果が出ない気がする
・最近疲れてしまって、今後も頑張り続けられるかわからない
自己投資ってたとえばなにしてる?
あなたはいま、どんな自己投資をしていますか?
世間的によく聞くものを、いくつか例として挙げてみますね。
特に資格はジャンルの幅も広いので、仕事に生かすためだったり、自分の可能性を広げるために勉強しているという方も多いと思います。
なかには、「こんなちゃんとしたことしてないんだけど…」と思った方もいるかもしれません。
でも、自己投資はこういった特別なことだけがすべてではないのです。
たとえば、
こういった一見趣味の延長のような行動も、「自分をより良くしたい」という気持ちがあって取り組んでいるなら、それは立派な自己投資です。
つまり、やっていることの規模は関係なく、あなたが「未来の自分のためにしていること」は、すべて自己投資なのです。
だからこそ、ときに楽しいだけではいられなくなったり、「今日はいいや」とあとまわしにしたくなったりすることもあるのではないでしょうか。
何かに挑戦したり、努力を続けていると、「ちょっと疲れたかも」「心が折れそう」という瞬間があると思います。
もしかして疲れてる?セルフチェックしてみよう

「疲れているのか、自分ではよくわからないな…」と思ったら、このチェックリストをやってみてください。
当てはまったら□をタッチすれば、チェックが入ります。
チェック数:0 / 10
自己投資が続かなくなる主な原因
自己投資が疲れる・しんどいと感じて続かなくなる原因は、主に3つ考えられます。
- 結果が見えにくい
成果が出るまでに時間がかかる。成長の実感が湧かず、手ごたえが感じられない。 - 理想が高すぎる
完璧を求めすぎると、現状との大きな差を感じてモチベーションが下がる。 - バランスが崩れる
「頑張らなきゃ」と休みや余暇の時間まで削りすぎて、自分のペースを見失う。
見えにくい
高すぎる
崩れる
このどこかの段階でつまづいてしまうと、心が折れて継続が難しくなってしまいます。
そうならないためには、「自己投資」とうまく付き合っていくための工夫が必要です。
ではここからは、どんな工夫をすればよいのか、継続のコツについてお話していきますね。
「3.バランスが崩れる」に当てはまった方は、よろしければこちらの記事も読んでみてください。頑張りすぎて自分のペースがわからなくなってしまったときにオススメの記事です。
心が折れそうなときの継続のコツ5つ

①自分の努力を一度ねぎらう
自分の努力を一番よく理解しているのは、他でもない自分自身ではないかと思います。
ときには立ち止まり、頑張ってきた自分をねぎらってあげてはいかがでしょうか。
「自分は今日までよくやってきた!」
このように、声に出してみるのも効果的です。
声に出すと耳からも情報が入り、より深く自分の内側へと響きやすくなります。
努力を受け止め自ら褒めることで、自己肯定感が高まり、折れそうだった心が落ち着くきっかけにできるかもしれません。
②目に見えるかたちで振り返る
日々の小さな成長って、自覚するのが難しいですよね。
そんなときは、なにかしらの記録を残しておくと、見返したときに前進していたとあとから実感できます。
それぞれの記録方法には得意な面があるので、内容によって使い分けると効果的です。
日記
・感情や思考などの、内面的な変化
・その日の出来事の詳細な描写
→さまざまな取り組みに対して万能に対応できる。迷ったらコレ。
写真
・外見の変化(髪型・服装・体型)
例)筋トレ、ダイエット。定点撮影(同じ場所・同じポーズ)だと比較しやすい。
・食べ物、風景、出かけた場所
例)料理の上達具合、手作りグッズ、部屋のコーディネート。
動画
・声、表情、しぐさ
例)歌、楽器の演奏、ダンス、プレゼンテーション。
これ以外にも、「チェックリストを作る」「グラフにする」「録音する」といった方法もあります。
定期的に振り返り、成長を楽しむ時間を作りましょう。
③他のだれかではなく、過去の自分と比較する
自分と同じことをしている誰かと比較して、落ち込んでしまうことってありますよね。
いまはSNSですぐ情報が入ってくるので、自分より優れた人の情報もたくさん入ってきます。
人と比べてしまって焦ったり、自信がなくなってしまったりする気持ちはよくわかります。
でも、ここでひとつ考えてみていただきたいのは、
「あなたと何もかも同じ条件で自己投資に取り組んでいる人は誰ひとりとしていない」ということです。
自己投資をいつから始めたかも、一日あたりにかけられる時間も、もともと持っているスキルも、みんなバラバラなのです。
だとしたら、人と比べてもあまり意味がないような気がしてきませんか。
こんなときにも、先ほどご紹介した「記録する」という方法は有効です。
「先月の自分はどうだったかな」と振り返りながら、成長を実感してほしいです。
④目的を忘れたら「なぜ始めたか」に立ち返る
そもそもなぜ自己投資を始めようと思ったのか、その理由を思い出してみるのも効果的です。
- 転職するためにスキルを身につけたい
- 将来のために、お金の知識を身につけたい
- 体力が落ちてきたから、運動を習慣化したい
理由は人それぞれだと思いますが、きっとそこには「今よりもっと良い自分になりたい」という気持ちがあったのではないでしょうか。
頑張ることがなんだかただの義務のように感じるな…というときは、
少し時間をとって初心に立ち返ってみることが、モチベーションアップにつながることもあります。
⑤あえて「やらない日」も作る
睡眠時間や食事など、生活に必要な時間まで削って頑張り続けてはいませんでしたか?
頑張る加減がわからなくなったときは、意識的に休むための時間を確保するのも大切です。
向上心の強い頑張り屋の人は、自分の限界を超えても無理して走り続けてしまうことがあります。
でも、どんなにマラソンが得意な人だって、永遠に走り続けることはできません。
無理をすれば、いつか必ずその反動が来ます。
あえて「やらない日」を作ることも、「今後も頑張り続けられる自分」を守るためには必要な行動なのです。
「やらない日ってどうしたらいいかわからない」というときのための、休み方についての記事もありますので、良かったらこちらも合わせてお読みください。
まとめ
今回は、自己投資をやめずに続ける5つのコツをご紹介しました!
- 自分の努力を一度ねぎらう
- 目に見えるかたちで振り返る
- 他のだれかではなく、過去の自分と比較する
- 目的を忘れたら「なぜ始めたか」に立ち返る
- あえて「やらない日」も作る
心が折れそう…と感じるのは、あなたがいままで自己投資に真剣に向き合ってきた証拠です。
今日まで自己投資を続けてきたあなたは、もう十分に強いと私は思います。
続けることには、きっと「結果」とはまた違う価値があるはずです。
これからも続けていくために、無理せずときどきは立ち止まってみてくださいね。
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