自己投資はとても素晴らしいことです。
でも、頑張り続けていると、「なんか疲れたな…」と思う瞬間ってありませんか。
良いことをしているはずなのに、疲れを感じるのはなぜなのでしょう。
「自分の心が弱いから?」
「自分の努力が足りないから?」
そうではありません。
自己投資に疲れを感じるのはごく自然なことであり、ちゃんと理由があるのです。
・自己投資を続けてきたけど、心が折れそう
・頑張っているのに、ちっとも成果が出ない気がする
・最近疲れてしまって、今後も頑張り続けられるかわからない
自己投資が疲れてしまう5つの理由
「今」の自分に自信がないから
そもそもなぜ自己投資を始めようと思ったのか、その理由を思い出してみてください。
理由は人それぞれだと思いますが、きっと何かしらの「変わりたい」と思うきっかけがあったのではないでしょうか。
- 転職したいけれど、スキルがない
- 老後が不安だから、お金の勉強をしたほうがいいかも…
- 体力が落ちてきたから、少しは運動しないと…
この気持ちの根底にあるのは、このままではいけないという焦りです。
早く変わりたい、今のままの自分でいたくないと強く思えば思うほど、結果を急いでしまいます。
この焦燥感が、心を疲弊させる原因となるのです。
成果が見えにくいから
努力の多くは、すぐに結果が出るものではありません。
例えば、語学学習や筋トレなどは、成長の実感が湧くまでに時間がかかります。
「こんなに頑張っているのに、まだ実感できない」と思うと、心が摩耗してしまいます。
常に「より良く」を求めてしまうから
自己投資を意識している人ほど、向上心が強く、自分に厳しくなる傾向があります。
完璧を目指しすぎて、「今の自分ではまだダメだ」と感じ続けてしまうと、疲れやすくなります。
リターンが外的に見えにくいから
他者からの評価や報酬が得られるわけではない場合、モチベーションの源が自分の精神面だけになります。
自分の中だけで努力を支え続けるのは、思った以上にエネルギーがいることなのです。
休むことに罪悪感があるから
「成長のために頑張らなきゃ」と思うと、立ち止まることに不安を感じてしまいます。
「休む=サボっている」
と、捉えてしまっているのです。
罪悪感から逃れるために頑張り続けていると、自分のペースを見失い、心や身体の疲れが蓄積していきます。

疲れたなと思ったら
自分の努力を一度ねぎらう
自分の努力を一番よく理解しているのは、他でもない自分自身です。
ときには立ち止まり、頑張ってきた自分をねぎらってあげましょう。
「自分は今日までよくやってきた」と口に出してみるのも効果的です。
声に出すことで耳からも情報が入り、より深く自分の内側へと響きやすくなります。
努力を受け止め自ら褒めることで、自己肯定感が高まり、自信へとつながります。
目に見えるかたちで振り返る
日々の小さな成長は、自覚するのが難しいものです。
なにかしらの記録を残しておくと、見返したときに前進していたとあとから実感できます。
それぞれの記録方法には得意な面があるので、内容に応じて使い分けると効果的です。
日記
・感情や思考などの、内面的な変化
・その日の出来事の詳細な描写
→さまざまな取り組みに対して万能に対応できる。迷ったらコレ。
写真
・外見の変化(髪型・服装・体型)
例)筋トレ、ダイエット。定点撮影(同じ場所・同じポーズ)だと比較しやすい。
・食べ物、風景、出かけた場所
例)料理の上達具合、手作りグッズ、部屋のコーディネート。
動画
・声、表情、しぐさ
例)歌、楽器の演奏、ダンス、プレゼンテーション。
これ以外にも、「チェックリストを作る」「グラフにする」「録音する」といった方法もあります。
定期的に振り返り、成長を楽しむ時間を作りましょう。
休むことも自己投資の一部だと考える
頑張る加減がわからなくなったときは、意識的に休むための時間を確保するようにしましょう。
「これはサボりではなく、再投資のための充電」と認めることが大切です。
休むことも、立派な自己投資です。
どんなにマラソンが得意な人だって、永遠に走り続けることはできません。
無理をすれば、いつか必ずその「反動」が来ます。
自分を休ませることは、「今後も頑張り続けられる自分」を守るために必要な行動です。
疲れは真剣な証拠!たまには立ち止まろう!
あなたが感じている疲れは、怠けているのとは違います。
それだけ真剣に向き合っている証拠なのです。
だからこそ定期的に立ち止まり、自分を大切にしてほしいです。
休息は、自己投資の質や方向を見直すための、大切な余白でもあります。
少し休んでから、また新たな一歩を踏み出しましょう。
その一歩は、きっと昨日までの一歩よりも、大きく踏み出せるはずです。
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