「聞き上手になりたい」
「もっと会話がうまくなりたい」
このように感じたことがある人は、きっと多いのではないでしょうか。
聞き上手というと、
- 共感する
- 質問する
- リアクションを返す
など、「やったほうがいいこと」に意識が向きやすいですよね。
もちろん、どれもとても大切なことです。
でも実は、「やったほうがいいこと」を増やすよりも、「やらないほうがいいこと」に目を向けるほうがうまくいくこともあります。
この記事では、聞き上手な人があえてやらないことをご紹介していきます!

ポイントとなるのは「相手を待つこと」と「引く姿勢」です。
実際の会話例も交えながら、ご紹介していきますね!
- 会話が苦手だという意識がある
- 話していて「なぜかうまくいかない」と感じることが多い
- 聞き上手の人が気をつけているポイントを知りたい
聞き上手な人がやらないこと6選

あなたは、どんな人のことを「聞き上手」だと感じますか?
共感してくれる人。
質問が上手な人。
リアクションがいい人。
きっと、いろいろなイメージがあると思います。
でも実は、聞き上手な人は「やること」だけでなく、「やらないこと」にも気を配っているものです。
ここからは、「聞き上手な人がやらないこと」を6つご紹介していきます。
- 聞かれていないのにアドバイスをする
- 共感のつもりで話を奪う
- 正論を言う
- 結論を急ぐ
- 相づちやうなずきを入れ過ぎる
- 距離を詰めようとして踏み込み過ぎる
①聞かれていないのにアドバイスをする
A:「今日3時間勉強できた!」
B:「すごいね!でも毎日続けることが大切だよ」
A:(それはそうだけど…)
A:「やっと部屋の片付け終わった!」
B:「収納も見直すと、もっと効率が良くなるよ」
A:(頑張ったところを見てほしいのに…)
誰かの話を聞いていて、
「こうするともっと良くなるよ」
「こういう方法もあるよ」
と、つい言いたくなることって、ありますよね。
こうした言葉は、
「役に立ちたい」
「少しでも楽にしてあげたい」
といった優しさであることも多いです。
アドバイスをすることで喜ばれることも、もちろんあります。
でも、相手がいつでも「解決」や「改善」を求めているとは限りません。
ということもあります。
そんなときに望まないアドバイスをすると、それが「余計なひとこと」に変わってしまう場合もあるのです。
【聞き上手になるヒント】
何か言いたくなったときは、
「この人はいま、手助けを必要としているかな?」
と、一度立ち止まってみましょう。
相手を信じて行動を見守ることや、効率よりも感情に寄り添うことも優しさなのです。
②共感のつもりで話を奪う
A:「最近ちょっと仕事で落ち込んでて…」
B:「あ~、私も前に同じようなことがあって~」
A:(まだ話の途中なんだけど…)
A:「昨日こんなことがあってさ」
B:「それ私も似たことあった!そのときは~」
A:(まだ一番言いたいこと言えてないんだけど…)
誰かが悩みや最近起こった出来事などを話しているとき、
「わかる!」
と伝えたくて、すぐに自分の話を始めてしまった経験はありませんか。
これは、
「私にもあなたの気持ちがわかるよ」と伝えたい。
自分の経験を話すことで、もっと仲良くなりたい。
という、「前向きな思い」による行動かもしれませんね。
共通点が見つかることで、親近感を持ちやすくなるという側面も、確かに存在します。
でも、相手がまだ話し終わっていないのに話題を切り替えてしまうと、相手が本当に言いたかったことが言えないままになってしまうことがあります。
すると、相手の心の中には、
「ちゃんと話を聞いてもらえなかった」
という感覚が残ってしまいます。
自分は共感を伝えているつもりでも、結果的に話の軸を奪ってしまうこともあるのです。
【聞き上手になるヒント】
共感は、必ずしも話を広げることだけではありません。
と、まずは最後まで話を聞き、受け止めることが大切な場合もあります。
自分の体験を話したくなったときは、相手がひと通り話し終わってからで遅くありません。
「わかる」を急いで証明しなくても、しっかり聞くことで共感を示すこともできるのです。
③正論を言う
A:「最近仕事が忙しくて疲れてて…」
B:「早く寝るとか、対策したほうがいいんじゃない?」
A:(それはそうだけど…)
A:「この前友達とこんなことがあったんだけど…」
B:「それはあなたにも原因があったんじゃない?」
A:(私いま怒られてる…?)
誰かの話を聞いているとき、
「あなたのためを思って言っている」
という気持ちから、つい「自分が正しいと思うこと」を伝えてしまうことはありませんか。
客観的に見れば筋が通っていたり、問題解決につながることを伝えている場合もあるかもしれません。
でも、ここで大事なのは、
「正しいかどうか」と「受け止められるかどうか」は別である
という点です。
どれだけ正しい内容でも、相手の気持ちが追いついていなければ、その言葉は届きにくくなります。
それどころか、
「否定された」
「わかってもらえなかった」
と感じさせてしまうこともあります。
正しいかどうかという以前に、「相手の気持ちに合っていない」とズレが生まれやすくなるのです。
【聞き上手になるヒント】
何かを伝えたくなったときは、
「今の相手に合っているか?」
という視点を持ってみましょう。
解決方法を教えてあげるより、まずは気持ちを受け止めたほうがいい場面もあります。
正しいことを言う力だけでなく、それを「いつ言うか」を考えることも大切なのです。
④結論を急ぐ
A:「最近残業が多くて、家でもぼーっとしてて…」
B:「ようするに、疲れてるってことだよね?」
A:(それはそうなんだけど…)
A:「来週の集まり、なんだか体調も悪いし乗り気しなくて…」
B:「つまり、行きたくないってことなんじゃない?」
A:(なんだか雑にまとめられた気がする…)
誰かの話を聞いているとき、
「それってつまりこういうことだよね」
と、結論を急いでしまったことはないでしょうか。
相手の話の要点をまとめることは、「ちゃんと話を聞いていますよ」と伝えるための大切な手段でもあります。
でも、相手の感情の流れを汲み取らずに事実だけをまとめてしまうと、
「伝えたいことはそれだけじゃないんだけど…」
と、もやもやした気持ちになってしまうことがあります。
感情が置いていかれると、「要約」が正しくても相手は納得できないのです。
【聞き上手になるヒント】
会話の中では、「ただ話を聞く」ということ自体に価値がある場面がたくさんあります。
「そうなんだね」
と受け止めるだけでも十分です。
解決や整理は、後からでもできます。
まずは相手が話し切るのを待つということが、安心感につながります。
⑤相づちやうなずきを入れ過ぎる
A:「昨日職場で嫌なことがあって…」
B:「うんうん、そうなんだ、なるほど、わかるわかる」
A:(反応が多くて落ち着かないな…)
A:「この前こんなことがあったんだけど…」
B:「えーっ!!そうなんだ!!それでそれで!?」
A:(リアクションちょっと大きすぎないかな…)
聞き上手になろうとして、
「ちゃんと反応しなきゃ」
「聞いてるって伝えなきゃ」
と、強く意識し過ぎてしまう。
その結果、うなずきや相づちが必要以上に多くなったり、リアクションが大きくなり過ぎたりすることがあります。
もちろん、相づちは会話を心地よくするための大切な反応です。
でも、相手が「ちょっと不自然かも」と思うほど反応が大きいと、
「なんだか話しにくい…」
と感じてしまうこともあるのです。
【聞き上手になるヒント】
大切なのは、相手の話や会話の温度に合わせて、自然に反応することです。
無理に相づちを増やしたり、盛り上げようとしなくても、
といったように、「相手の様子」に目を向けることで会話が安定する場面はたくさんあります。
「うまく聞こう」と力まなくても、肩の力を抜いて接するほうがうまくいくこともあるのです。
⑥距離を詰めようとして踏み込み過ぎる
A:「昨日は一日中家にいて…」
B:「そうなんだ。家だとなにしてるの?」
A:「動画見たり、音楽聴いたりとか…」
B:「友達と出かけたりしないの?」
A:「一人で過ごすほうが好きなんで…」
B:「へぇ、ちなみに恋人もいないの?」
A:(それ、答えないとダメかなぁ…)
相手ともっと仲良くなりたいと思ったとき、質問は大切なコミュニケーション手段です。
でも、プライベートな部分にいきなり踏み込んでしまうと、
「まだその話はしたくない」
と相手が身構えてしまうことがあります。
などは特に注意を払ったほうがいい話題です。
人それぞれ心を開くペースは違います。
こちらにとっては「仲良くなるための質問」でも、相手にとってはまだ早いと感じることもあるのです。
【聞き上手になるヒント】
距離を縮めたいときは、
「相手がどのくらい心を開いているか」
を見ながら進めることが大切です。
焦らなくとも少しずつやり取りを重ねていけば、自然に深い話ができるようになることもあります。
「まだ聞かない」という選択ができるのも、聞き上手であることのポイントのひとつです。

- すぐに答えを出そうとしない
- 急いで話をまとめない
- 相手のペースを尊重する
こうした「引く選択」ができることが、
聞き上手への近道と言えそうですね。
聞き上手になるために大切なこと

ここまで、「聞き上手な人があえてやらないこと」をご紹介してきました。
その多くは、相手を思う気持ちや、会話を良くしたいという前向きな気持ちから生まれています。
大切なのは、ご紹介したポイントを「悪いもの」と決めつけるのではなく、
「自分にはこういうクセがあるかもしれない」
と気づくことです。
クセに気づいて意識することができるようになると、
といった、「待つ姿勢」がだんだんと磨かれていきます。
この「待つ姿勢」こそが相手に安心感を与え、
「もっと話したい」
という気持ちにつながっていくこともあるのです。
「聞き上手になるには、どうしたらいいだろう?」
と悩んだときは、「何をするか」だけでなく、「何をしないか」にも目を向けてみる。
それが、相手にとって話しやすい空気を作るきっかけになっていきます。

聞き上手とは、「ただ黙って聞いている」のとは少し違います。
ときには引く選択をしたり、
相手の気持ちを受け止めながら待つことも含めた、
能動的なコミュニケーションといえるのです。
まとめ
今回は、「聞き上手な人があえてやらない、会話のポイント」を6つご紹介しました!
- 聞かれていないのにアドバイスをする
- 共感のつもりで話を奪う
- 正論を言う
- 結論を急ぐ
- 相づちやうなずきを入れ過ぎる
- 距離を詰めようとして踏み込み過ぎる
聞き上手な人は、相手のペースを尊重する「待つ姿勢」を大切にしています。
「うまく聞こう」と頑張り過ぎず、かといって「ただ聞くだけ」にもならない。
相手に合わせて、ときには引き、ときには受け止めながら会話を続けていくこと。
それが結果として、聞き上手への近道となります。
もしご紹介した中に、
「これ、自分もやっているかも」
と思うものがあれば、今日から少しずつ意識してみてくださいね♪
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